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2024/05/19 12:27 |
【つくしいオレが生まれた日なんだから全身全霊で祝うのはたりめーだろ。】3
サニー誕テキスト、3つ目です。約2カ月も間が空いてしまいました。

サニーちゃんお誕生日おめでとう!!\(*´∀`*)ノ







■九月七日


 夕焼けが西の空を赤く染める頃、グルメデパート前に到着した鉄平はきょろきょろと周りを見回した。腕時計が示す時刻は待ち合わせに指定された時間ちょうど。どうやら相手はまだ来ていないらしい。新調したばかりのスーツで花壇の縁に腰掛けるわけにもいかず、入り口脇のショーウィンドウを眺めて時間を潰すことにした。
 ずらりと並んでいるのは一点物の鍋や最新の高機能ノッキングガンと、どれも魅力的だが高価なものばかり。駆け出しの料理人や美食屋には到底手が出せない値段だ。もし偶然手に入れることができたとしても、技量の未熟な者では道具本来の能力を引き出すことは不可能だろう。次郎や節乃といった達人ともなれば道具を選ばずに離れ業をやってのけるが、例えばトリコや小松のような中級から上級へと登る過程にある者達であれば、いい道具を使うことによって自分自身を高めることができるはずだ。
 視線の隅で何かがキラリと光った。それは持ち手部分に水晶の木の枝を使用したカトラリーセットだった。鉄平は手に提げた紙袋の中に目を落とす。こちらはサニーの誕生日プレゼントにとライフ内のデパートで買い求めたものだが、値札に並んだゼロの数は陳列品の方が三つほど多かった。
 それにしても、ガラスに映り込む自分の姿が気になって仕方がない。先月サニー本人から直接手渡された招待状には日時や場所の他に詳細なドレスコードが記載されていた。クローゼットの奥で眠っていた着古しのスーツでは条件を満たせず、どうせならと奮発してオーダーメイドのスリーピースを仕立てた。出来上がったスーツは値段以上に素晴らしかったのだが、こうして見るとどうにも自分には不釣り合いというか、スーツに着られているような感じがしてしまう。幼い頃、成長を見越して大きめのサイズで作られた服を着た時と同じ収まりの悪さだ。
「師匠にも似合わねぇって笑われたし、サニーだったら大爆笑するかもなぁ……」
 若干憂鬱な気分になりながらリーゼントを撫で付けていると、ぽんと背中を叩かれた。
「待たせたの。なかなかハンドバッグが見つからなかったんじゃ」
「いや、オレもついさっき来たとこで……って、え!?」
 現れた節乃の姿を見て、鉄平は腰を抜かした。
 たっぷりとしたドレープの美しいイブニングドレスは、全体にスパンコールがあしらわれて星屑のようにきらきらと瞬いている。大きく開いた胸元から裾に向かってサーモンピンクからラズベリーレッドへと変化するグラデーションは節乃の髪のピンク色によく似合っていた。しばらくあっけにとられていた鉄平は、節乃の期待の眼差しに気付いて慌てて賛美の言葉を探した。
「いつもピンクのジャージばっかり着てるからてっきりそれしか服を持ってないんじゃないかって心配してたけど、思いっきり予想を裏切られて超ビックリって感じ? セツ婆の年にしてはきわどいっつーかやりすぎっつーか主にマイナスの意味で目のやり場に困るドレスだけど似合わなくはないね。むしろ似合うね。うんでもどうせだったらもっと若いピチピチした女の子が着てくれた方がオレ的にはハッピーだけどその辺はこの際どうでもいいや。それにしてもセクシーだよね、ジジイ好きそうだなぁ。ああ時間なら大丈夫ちっとも待ってないから」
「いろいろ余計な言葉が聞こえたが、パーティーに免じて聞かなかったことにしてやるぞい」
『すんません』
 やはり口は災いの元だ。タクシーを拾って乗り込むと、鉄平は無言で招待状に印刷された住所を指し示す。運転手は何か勘違いしたらしく、道中わざと細い路地を通りながら何度もバックミラーを確認し、目的地で二人を下ろすと「追っ手はあたしがちゃんと撒きましたから。ご安心ください節乃様」と往年のトレンディドラマよろしくウィンクして去っていった。
 
 このパーティーのために建てられたという建物は、装飾のないすっきりとしたオフホワイトの外壁と、年季の入った重厚な木製のドアが印象的だった。壁を大きく切り取った窓はドアと同じダークカラーの窓枠で縁取られ、よく磨かれたガラスの向こうにワインレッドのカーテンが揺れている。外観のどれを取っても新築というにはいささか色褪せた風合いだが、まるでずっと昔からこの場所に建っていたかのような落ち着きを感じさせた。サニーいわく、『特別な日にちょっとおめかしして行きたい隠れ家的リストランテ』というコンセプトらしい。
 どちらかといえば女性が好みそうなこの店の前に立つドアマンは、店の雰囲気とはちぐはぐな仏頂面の大男だった。巨大な体をしっかりとダークスーツに収め、怖いもの見たさに近寄ってくる命知らずの少年少女を一睨みで蹴散らしている。片足に体重を掛けて斜に構えてはいるが、ポケットに手を突っ込んだりせずに一応真面目に立っていた。耳元まで深く裂けた口も、今日は唇の脇まで丁寧に縫合されている。
 欠伸を噛み殺していたゼブラは鉄平に気付くと一瞬好戦的な眼差しを向けたが、ぴくりと耳を動かすと顔を顰めて仏頂面に戻った。ぶつぶつと独り言を呟きながら懐からメモとペンを取り出す。
「……招待状を」
 二人が差し出した招待状を確認してメモにチェックを入れると、ゼブラは百合の花をあしらったブロンズの取っ手を握り、ゆっくりとドアを開ける。蝶番の軋む音に続いて耳に飛び込んできたのは穏やかな声だった。
「いらっしゃいませ。ようこそお越しくださいました」
 出迎えたのがトリコだと分かるまで鉄平は十五秒を要した。左頬に刻まれた三本傷がなければまったく気が付かなかったかもしれない。
 鉄平の知るトリコは豪放磊落で食べることとハント以外にはあまり関心のない男だ。ブランド物のスーツを着ていてもあっという間に食べカスまみれにしてしまい、小松やサニーが顔を引き攣らせている印象が強い。それが今日は一分の隙もなく完璧にダークブラウンのタキシードを着こなし、マスカット色のタイを締めている。いつもならパッと目を引く冴えたスカイブルーの髪は、蝋燭のあたたかい光の下では深みのあるインディゴブルーに見えた。
「ヘアースタイルがリーゼントでないのは残念じゃが、今夜は男前度が三割増しじゃのう」
「恐れ入ります」
 爽やかな会釈、ゲストから手荷物を預かり席まで案内する一連の洗練された所作。どれを取っても一朝一夕で身に付けられるものではない。四天王は全員幼い頃からIGOで特別な教育を受けてきたらしいことは風の噂で聞いていたが、これもその内の一つなのだろう。フロアの奥にはトリコと同じくウェイターとしてテーブルを回っているココの姿が見えた。あちらは予想通りというか、品のある立ち居振る舞いが板についている。何度もドレスの裾を踏みそうになりながらおっかなびっくり節乃のエスコート役を務める鉄平とは雲泥の差だ。
 ごく一部の親しい人々を招くだけとは聞いていたが、ゲストはざっと見たところ自分達を含めても三十人に届かないくらいの人数だった。しかもそれがIGOの会長や局長の面々を筆頭に、一流ファッションブランドのデザイナーとモデル、化粧品メーカーの社長、リゾートホテルチェーンの名誉会長など錚々たる顔ぶれである。節乃がリラックスした様子でアペリティフを選んでいる横で、如何ともしがたい居心地の悪さを感じながらナプキンを膝の上に広げた。
「ところで鉄平、あれは何じゃろうな」
『俺も気になってた』
 節乃と一緒に見上げたのは、フロアの中央に鎮座する立体物だった。高さは三メートルほどだろうか。ロイヤルブルーのビロードで覆われているので判然としないが、少なくともケーキではないだろう。凹凸のある複雑な形状のものに直接覆いを掛けているようだ。
 ふと、BGMの音色が変わった。グルメDJのレコードに代わって、サニーの妹がピアノを弾き始めたのだ。バラード調にアレンジされたバースデイソングの一番が終わる頃、奥の扉を挟んでココとトリコが立ち、取っ手に手を掛ける。曲の再開に合わせて扉が開かれ、ボルドーの燕尾服に身を包んだサニーを全員が静かな拍手で迎えた。
「今日は忙しいトコ、オレのバースデイパーティーに集まってくれてサンキュ。つくしさMAXかつ美容成分がパネェ詰まってる食材だけを厳選して用意したし、最高の一時を堪能してってくれよな」
 敬語を一切使わない横柄な物言いにも眉を顰める者は一人もいない。誰を前にしても自分らしさを貫く、それがサニーという男だということを理解しているからだ。
 サニーはピアノを弾き終えた妹からシャンパングラスを受け取り、高く掲げた。出席者も彼に倣い、節乃は白ワインを、鉄平はシードルを掲げる。
「んじゃ、このオレが生まれた素晴らしい日を祝して、乾杯!」
 
 グルメDJの操るBGMはしっとりとした女性ヴォーカルのジャズが中心で、会話を妨げない程度にボリュームが抑えられている。フロアを回る給仕はトリコとココ、そしてサニーの妹だけだが、三人は皿を下げるタイミングからドリンクを勧めるタイミングに至るまで何もかもが絶妙だった。おそらく五つ星レストランのウェイターにも引けを取らない手際の良さは、出席者に少しのストレスも感じさせない。
 各テーブルで思い思いの話題に花が咲き、和やかにパーティーは進行していく。初めは緊張していた鉄平も、リラックスしたフロアの空気と口当たりの軽いシードルのおかげで節乃との会話を楽しむ余裕ができた。
 鉄平達の前に運ばれてきたのは宝石や貴金属で構成されていると言われても信じてしまうくらいにまばゆい輝きを放つ料理の数々だった。完美大理石のディナープレートをキャンバスに見立てた芸術的な盛り付けは見る者に感嘆の溜息を促し、フォークで触れることすらためらわせる。なるべく形を崩さないよう慎重にナイフを入れて口に運べば、繊細な味わいに至福の笑みがこぼれた。
「小松くんもまた腕を上げたね。個性の強い食材ばっかりなのに少しも喧嘩してないし、かといってそれぞれの風味や主張を打ち消さずに尊重してるだなんてさ。高級レストランの料理って美味いことは美味いんだけどちょっと作り手の思いが押しつけがましい時もあったりするんだよ。『どうだ、俺の作る料理は世界一だろう』みたいな気持ちが透けて見えるっていうかさ。でも小松くんの料理は違う。食べた人間が笑顔になれるようにって願いが込められてる感じがする。いや、もちろん味も問題ないよ? 問題も文句も何もないよ? って俺何一人でべらべら語ってんだろう。気持ち悪いかなやっぱり。女の子とかには正直引くって言われることもあって結構ショック……ああもちろんセツ婆も女の子だからご心配なく。そんで話は戻るけどさ、今夜のディナーは本当に美味い。最近ラーメンばっかり食ってた舌が蘇ったね。でも正直な感想言うとピカピカギラギラした食材ばっかだから若干目がチカチカしてきてるかも。イカ釣り漁船でもこれには敵わないっしょーハハッ」
「漁船と一緒にすんなし」
 後頭部に髪チョップの衝撃を感じて振り返ると、本日の主役であるサニーが立っていた。出席者のテーブルを順に回ってきた彼は各席で酒を勧められたらしく、頬はほんのりと桜色に染まっている。周囲の様子を見ると、どうやら節乃と鉄平のテーブルが最後のようだ。サニーが空いていた椅子に腰を下ろしたと同時にココが脇からドリンクメニューを差し出し、すぐに彼の手元にはロゼ・シャンパンが運ばれてきた。
「さしぶりセツ婆。今夜はまた一段と大胆じゃね?」
「むっふっふ、口説こうったってダメじゃぞ。あたしゃのハートは次郎ちゃん一筋じゃからのう」
 節乃はハンドバッグから取り出した携帯を開いて待ち受け画面を鉄平とサニーに向けた。そこにはたくさんのハート記号で囲まれた次郎の寝顔がアップで映っていた。
 次郎は寝顔もダンディだと節乃は言うが、酒の空き瓶をしっかりと抱き涎を垂らして眠る老人のどこがダンディなのだろうか。うっかり思ったことをそのまま口に出しかけた時、図ったように次郎からの着信が入り、節乃はスキップで外へと出て行った。
 二人きりになったテーブルで、鉄平はそっとサニーを見る。
 ダリアの花弁を思わせるフリル襟のドレスシャツ、ポケットチーフは金刺繍のバラ模様。単色に見えた燕尾服にも大輪のバラの地模様が織り柄で施されていた。舞台衣装並みの派手なスタイルをさらりと当たり前に着こなすあたりは本職のモデル顔負けである。
 鉄平の視線に気づいた様子のないサニーは、シャンパンを一口舐めると滑らかな口調であれこれと説明を始めた。こだわりの建物、こだわりの調度品、こだわりの食材。彼のコレクションだという完美大理石の食器。極限まで美を追求したメニュー。出席者のドレスコード。すべてが調和するよう綿密な計算とシミュレーションを何度も繰り返したのだとサニーは鼻高々に語った。
 容姿の美しさに加え、美食屋としての確かな実力。さらには美容食材に関する豊富な知識を持つサニーは、四天王の中で雑誌広告やテレビCMに起用される機会が最も多い。それが決まって静止画出演ばかりなのは、どう考えても本人のポリシーではなくクライアントの意向だろう。
「で、どーよ! このオレのビューティーさを完全再現した唯一無二の美術品は!」
 サニーが表情をきらきらと輝かせて示した手の先にある物を、鉄平は目を細めて見上げた。フロア中央に鎮座し、乾杯の合図とともに覆いが取り払われ全貌が明らかになったそれは、推定三メートルはあろうかというサニーの全身像だった。慈愛に満ちた穏やかな表情で佇むサニー像は右手にジュエルミートを、左手にオゾン草を持っている。食材達もまさか自分がオブジェとして飾られるとは夢にも思わなかっただろう。しかし何よりも出席者を驚かせたのは、一見すると水晶かオパールに見える彫像の素材だった。
『まさかセンチュリースープを凍らせて氷の彫像を作るとは。セツ婆も呆れてたよ』
「飲んだ時の顔は最悪にキショイけどオーロラはつくしいかんな。つくしいオレの姿になれてスープも本望だろ!」
『スープの本望は美味しく食べてもらうことだと思うね』
 この彫像は小松とトリコからのプレゼントなのだという。大量に仕込んだセンチュリースープを一点の曇りもないよう慎重に凍らせて巨大な氷の塊を作り、トリコが大まかに輪郭を削り出して小松がメルク包丁で細部を仕上げたらしい。その他にIGO会長からは新しいセスナを一機、手ぶらで来たように見えた節乃からはダイヤモンドクラブの殻を加工した櫛など、彼がもらったというプレゼントはどれも非常に高価でかつサニーのために選び抜かれたことが分かる品ばかりだ。
「鉄平はいつも全身緑のジャージばっか着てっからぶっちゃけ期待してなかったけど、今夜のスーツといいプレゼントのティーポットといい、案外センス良のな。アレ見たことねー箱だったけどドコの? デザインすっげ気に入ったからカップとソーサーも揃えてーんだけど」
 自分が持って来たプレゼントを思い出し、鉄平は曖昧に微笑んだ。
 サニーに贈ったティーポットは、デパートの催事場の片隅でひっそりと売れ筋商品に隠れるように置かれていた。一目見た瞬間からサニーの誕生日プレゼントはこれ以外に考えられなくなり、値札も見ずにレジへと飛んでいった。丁寧な装飾だけでなく使い勝手もちゃんと考えられた作りには非常に満足しているし、サニーがこんなに喜んでくれたことはとても嬉しい。しかし、無名の窯の作品だからと半額の赤札が貼られていた物だとは口が裂けても言えない。そして元値を見て「半額でよかった」と密かに安堵したことも。
 鉄平の微妙な表情を訝しんだサニーだったが、レシートと一緒に財布に入れてあった窯元のチラシを渡すとすぐに関心はそちらへと移った。
 
 電話を終えて戻って来た節乃を交えて談笑していると、いつの間にかサニーの後ろにココが立っていた。小さく耳打ちして去ったココに続いてサニーもピアノ横のテーブルへと戻る。程なくして、全員のテーブルに色とりどりのフルーツがふんだんに使われた四角いケーキが運ばれてきた。側面のスポンジが若干ささくれているのは、大きなケーキを切り分けたからだろう。さっそく味わおうとフォークを構えたところをトリコにやんわりと制された。
 トリコはフルーツの隙間を見定めて細い蜜蝋燭を立て、火を灯す。他のテーブルでもココ達が同様に火を灯していた。すべてのテーブルから蜜蝋燭の甘く香ばしい香りが立ち昇り、代わりに食卓を照らしていた蝋燭が消される。真昼並みに明るかった室内は一転してセンチュリースープの輝きとわずかな蜜蝋燭の炎によって夕暮れ色に染まった。
「気付いたと思うけど、このケーキは元々一個のでかいバースデイケーキ。でもって、今夜のパーティーの出席人数はジャストオレの年齢なワケ。お分かり?」
 サニーは一つ咳払いをすると、たっぷりと間を置いてから続きの言葉を発した。
「ま、オレは昔っからこんな性格だし、これからも一切直す予定ねーし。だからって今日まで自分一人の力で生きてきたなんて思い上がるほどアホでもない。今日こうしてオレが無事に一つ歳を取れたのは、ここにいる皆のおかげだ。つーワケでこの蝋燭は、一年間世話になった皆への感謝の気持ち」
 サニーの顔は揺れる炎に照らされてこの世の者とは思えない美しさに彩られている。一身に視線を集めながら顔の高さにケーキ皿を持ち上げるサニー。出席者も皿を持ち上げ、薄暗い空間に老若男女さまざまな顔が浮かび上がった。
「世界中の食材と、オレを支えてくれる皆に感謝を込めて。せーのっ!」
 一斉に炎が吹き消される。一瞬真っ暗になった後、天井いっぱいにセンチュリースープのオーロラが広がった。それはアイスヘルで見た光景とよく似ていた。再びテーブルの蝋燭が灯されていく中あたたかな拍手が沸き起こり、照れ臭そうにはにかむサニーを包み込んだ。
「「「「「ハッピーバースデイ、サニー!」」」」」
 
 
 後日、再生所の片付けをしていた鉄平は、何気なく手にした新聞に目を止めた。それは昨年からサニーがイメージキャラクターを務める大手ブランドの紅茶の広告だった。彼の前に置かれているのはあの日プレゼントしたティーポット。そして傾けているのは同じデザインのティーカップだった。
 

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2012/11/04 01:07 | トリコ。

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